NPO法人岡山県樹木医会

玉野市立山田小学校のクスノキ樹勢回復

玉野市山田小学校のクスノキは古くから地域に親しまれてきた学校のシンボルツリーでしたが、落枝の危険があるということで強剪定されました。これを見た地元の方から、このまま放置すれば枯死の危険があるのではと、当NPO に相談がありました。
現地調査を行ったところ枝はすべて失われており、主幹と大枝がわずかに残るだけでした。枝の大きな断面は殺菌癒合剤が塗布されていたが、このままでは光合成出来ず枯死危険があると判断し、樹勢回復作業の依頼を受けました。

ストレッチフィルムによる蒸散防止 シュロ布を巻いて日光による幹焼けの防止
大枝の切り口にコーキング剤を塗布
ノキシノブ着生、コーキングの塗布状況

土壌改良の実施 深さ約50cm

バックホウによる掘削後、粉炭と肥料を加え攪拌 山田小学校児童への治療方法の説明
樹木に関するQ and A

整地を行い完成。

・作業実施日 令和5年5月25日(木)から26日(金)
・山田小学校クスノキ データ
  樹齢約120年  樹高8.0m 幹周3.3m  枝張り3.5m

 


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